飛騨高山・・・情緒ある上三之町
飛騨高山は、宮川をはさんで西の市街と東の旧城下町に二分される。
町歩きのスタートはJR高山駅より束へ歩いて10分の高山陣屋前から。
朱色の欄干が清流に映える中橋を渡る。
二筋目を左へ入ると、昔の商家町だった上三之町。
狭い小路の両側には、太い材木をがっしり組んで建てられた紅殻塗りの町家が軒を連ねている。
軒下に大きな杉玉を吊り下げた造り酒屋、店内に大きな味噌樽をすえた味噌屋、味処、民芸品店など、もう都会では目にすることができなくなった光景ばかり。
ここには目ざわりな電柱もなく、側溝を澄んだ水が流れる。
また、住民の協力もあって、みちすじには塵ひとつ落ちていない。
昼間は観光バスの団体客が多いが、しっとりと古都の情緒を味わうのであれば、早朝か暮色漂う夕方がのんびりと歩ける。
市では昭和47年より「高山市市街地景観保存条例」を制定し、東山、神明町などとともに伝統的な家屋の保存に努めている。