とある女の子 6
両親の職業のわりには、ライフスタイルという点に関してはなかなかコンサヴァティヴであるのも、レティシアのそうした七区在住者的なバックグラウンドに負うところが大きいのでしょう。
ターシャの一日は朝が早い(その代わり、夜は八時前にはもうベッド行きである)。
ターシャを評して「ちょっと怠け者かも」と母が半分冗談のように危惧してみせるごとく、彼女は朝起きるのがあまり得意ではない。
フラソスではどこの家でもそうだが、産院を退院して来たその日から、子供は両親とは別々の部屋で真っ暗な中、一人で寝かされる。
当然ターシャもそうやって育ってきたが、二年前からはその部屋を妹と共有しています。
ターシャは普通のベッド、妹はべビーベッドでした。